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2008年11月25日 (火)

急変~昨年の今日~

11月25日、私は具合のよくなかった夫が心配で、よく眠れた様なそうでない様なちょっと暗い気分の朝だった。食事をし、まだ歯磨きもお化粧もしていない位の時間に携帯が鳴った。病院からだ。「急に呼吸状態が悪くなりました」「すぐ行きます。家族を呼ぶ様ですか?」「‥一応、お願いします」

歩いて5分とかからない病院へダッシュしながら父に電話をした。義父には先生から電話をして頂いている。

病室に飛び込むと、他の3床はカーテンを閉めている。夫には先生が3人に看護師さん、それでも足りないらしく、看護師のOさんが「誰誰を呼んできてください」と叫んでいる。主治医のM先生が研修医の先生に「お前出ろ!奥さんが入れない!」と言い、私を夫の一番近くに入らせ、「声をかけてあげててください!」と言う。

夫は「息ができない」と搾り出す様に言い、苦しそうに血痰を吐いた。私はすかさずそれを夫に見えない様に隠した。

先生が「○○くん、痰を吸引したら少しは楽になると思うんだけど」と夫に言うと、夫はびっくりする程はっきり「イヤです」と拒絶した。結局、モルヒネの量を増やして苦痛を和らげ意識レベルを落とす事となった。

個室が空いたそうだ。個室に移ったら終わり、と思っているらしかった夫に、「外で処置して貰おうね!」と言って、個室に移った。

義父母が到着し、先生から説明があった。呼吸不全。早くて数時間、長くて2日。あれほどハッキリと体内にものが入るのを拒絶した夫の意思を尊重し、自分の呼吸で頑張れるところまで、という事でその数字であった。

時折夫は目を覚ます。「なんでこんなにみんないるの?」「今日は休日だからだよ」

お昼過ぎに目をさまし「何時?お風呂の時間だ」とおきようとする。「今日は休日だから入らなくていいんだよ」

「自分の体がわからない」「大丈夫だから、今薬入れてるからね」

夫が手を動かした時に、私の手に当たった。「ごめん、当たっちゃった」うまく発音できていなかったが、そんな事でいちいち謝るあたりがとてもいとおしかった。

トイレに行こうとする。看護師さんが「奥様しかいませんからね、ここでしましょう」と言うと「なんでダメなの?」と呂律のうまくまわらない状態で言ってきた。「お薬でフラフラするぁらですよ」

夕方になると殆ど目を覚まさなくなった。時々びっくりした様に白目をむく様な仕草をするので、そのたび「まだ寝てていいんだよ」と声をかけ、先生に話して薬の量を加減していただく。

担当ではない看護師さんも多く来てくださった。暗黙の了解で、夫にお別れを言いに来てくださったのだ。私も本当に看護師さんたちとお別れしたくない。

この日の夜は、義母、義母の妹(夫の叔母)、私の3人で病室に泊まった。といっても一睡もしていない。というのが、1~2時間おきに看護師さんが来てくださり、既に意識のない夫の退位を変えたり、蒸れない様にしてくれたり、本当に有難かった。

そうやって、夫の亡くなる朝を迎えようとしていました。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ホカちゃん。今日もお疲れ様。
今日はまた寒かったね。暖かくしてますか?
今日のブログはあまりにも切なすぎて
ちゃんと読めなかったよweep
秋風が寂しさに追い討ちをかけるから
しばらくはホカ夫くんの想い出に浸りながら
沢山泣いて、沢山ホカ夫くんの話して、
心を癒してくださいね。
明日もお仕事なのかな?それともお休みとってるかな?
もっと近くにいたら‥‥。何もできない自分が歯がゆいですcrying

ホカ夫くんはホカちゃんのそばにいるから!
いつか胸をはって旦那さんに会えるよう
一緒に頑張りましょうね。

投稿: ぴょんこ | 2008年11月25日 (火) 23時05分

最後の時が近づく…ホカちゃん、ホカ夫クンの姿がやっぱり重なってしまうょweep辛すぎる現実ですよね。 苦しい状態でも 『ごめん、当たちゃった 』と言うホカ夫クンが とても愛しい。うちは9日間意識なく、10日間泊まりこんでいたので急激に 最後の時を迎えることになってしまったホカちゃんの心の状態を思うと 胸が締め付けられてしまいます。

明日ホカ夫クンに話しかけます。長崎から届けばいいなconfident

投稿: hiro | 2008年11月25日 (火) 23時38分

ホカ夫君の同期のぽんすけです。3年前祖母、一昨年父、昨年母を続けて亡くしたといえば、わかるでしょうか?こちらには初めてコメントします。

1年ですね。昨年は訃報を成田空港のエスカレーターで聞き、悲しみを通りこし言葉を失ったことを覚えてます。同じ同期の家内にすぐ連絡しましたが、家内も絶句。

大切な人を看取る時の状況は、自分の時のことを思い出しました。涙。

昨年からこの1年、ホカさんは本当によくがんばりましたよね。

これからも家族共々よろしくです。

投稿: ぽんすけ | 2008年11月26日 (水) 00時53分

その時のことを細かく思い出す作業はすごく
つらいけど私にとってそれが必要なことだったように
ホカロンさんにとってもきっと今それが必要なことなんだと思います。

不思議な感覚なのですが苦しんでいる様子を思い出すのはつらいようで一方「その時には確実に夫が存在していた」と思うと愛おしかったりもするのです。

日々寒くなります。体調を崩されませんよう。

投稿: しゅるる | 2008年11月26日 (水) 21時29分

ぴょんこさんへ 今日は出社しました。お墓参りは毎週末にしているのと、今日はちょっと仕事を休み辛かったので‥。「休みなよ」って言ってくれるけど、迷惑かけるのは判っていたので。
昨日の日記は悲壮な記録に見えてしまったかもしれないけど、今書きとめておかないと!と思って‥。私は大丈夫ですよ。
ありがとう!!

投稿: ホカロン | 2008年11月26日 (水) 21時29分

hiroさんへ そんなに長い間意識不明だったんですか‥。その心配する時間の長さの方が私は胸をしめつけられます‥。明日はhiroさんを、旦那様を思う日ですね。

投稿: ホカロン | 2008年11月26日 (水) 21時32分

ぽんすけさん、初コメント有難うございます!命日を覚えていてくださって嬉しいです!
悪くなっていく過程の中で、どのタイミングでお友達に知らせたら良いのか、来て頂いた方が良いのか、それとも夫は痩せた自分を見せたくないのか、悩んでいるうちに‥。ぽんすけさんが病院に来てくださったのに入れ違いで外泊で帰宅した日の事を「事前にきちんと私が連絡していれば!」と後悔することになりました。
でもぽんすけさんとは夫がいなくなってからも交流できて嬉しいです。納得いくお墓が作れたのも、ぽんすけさんが建てられたお墓やアドバイスのお陰に他なりませんし、供養の仕方も「それでいいんですよ」と背中を押して頂けてここまで来れました。
これからも、奥様・お子さんも一緒に遊んでくださいね!

投稿: ホカロン | 2008年11月26日 (水) 21時37分

しゅるるさんへ 本当に仰るとおりで、亡くなる前後の事は特に、忘れる事はないのですが今記しておきたい、と思うんです。夫を讃えたい、最後まで手厚い看護をしてくださった病院への感謝を記したい、そして私自身が一歩前進したい気持ちもあるのです。私は大事な今日風邪っぴきで迎えてしまいましたが(苦笑)、しゅるるサンも今後も用心くださいね!

投稿: ホカロン | 2008年11月26日 (水) 21時42分

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